2023.01.06
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本日、1月6日金曜日、年末年始の休みを終えて授業が始まりました。
みなさんの年末年始はいかがでしたか?
学生のみなさんの元気な姿を見ることができて、とてもうれしく思います。
佐伯栄養専門学校は、今年、創立99年を迎えました。


お正月飾り、鏡餅は年末に飾りました。
お正月飾り、鏡餅は、お正月に家々が年神様をお迎えするための目印で神様に滞在していただく為の依代(よりしろ)です。年神様が学校に幸福をもたらしてくれることでしょう。
2年生の給食管理実習では、今日から大量調理の給食実習がはじまり、昼食が楽しみです。
給食の内容は、後日お伝えします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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2022.12.24
みなさん、一年間学校生活を元気に、楽しく過ごしていただきありがとうございました。
12月23日、今年最後の授業日です。今日も2年生「給食管理実習」では、全校生徒の給食を作ることによって、大量調理に必要な知識・技術を学んでいます。
佐伯独自のカリキュラムのひとつ・・・「給食管理実習」をご紹介します。
給食管理実習は、クラスで12~14人の班を作り授業を行っています。
☆1週目『献立作成』☆ 班でテーマを決め、班員それぞれがテーマにあった献立を作成。その中から実習献立を選び、選ばれた献立の作成者が班長となり、班のまとめ役となります。
☆2週目『テストキッチン』☆ 決まった献立の材料を数人前購入し、調理実習室で実際に調理をしてみます。料理の手順や味付け、盛り付ける食器などを確認・修正を行い、実習当日(次週)に向け、タイムテーブルを作成、食材の発注を行います。

☆3週目『給食管理実習』 実習当日、約260名の調理をスタート。
今日のメニューをディスプレイして、みなさんに見ていただきます。

タームスケジュールに従って、
仕込み


野菜の仕込みも盛付を考えでカットします。
炊飯準備は、お米の量が多いので、洗米機で洗います。

調理
おいしくな~れ!! チキンを調味液に漬け込んで焼きます。

大量調理は、スチームコンベクションオーブンにお任せ。

お~っと!!野菜も大量だね。

盛付
食べやすい大きさにカットしています。そして、盛り付け。

盛付けた野菜サラダは、コールドショーケースに入れておきます。

ごはんは、計量して盛り付けるのだ。



食事は、食べるのはあっという間だけど、作るのは大変だな。
でも、栄養満点で、午後の授業もガンバルぞ。・・・
今年一年、おいしい食事をありがとうございました。
2022.12.22
製菓・製パン クリスマスケーキを作りました!!
今週の製菓製パン授業では、クリスマスケーキをひとり1ホール作り、持ち帰りました。
まずは、「マジパン」を使って飾りづくりです。

チョコレートを使って、別の飾りも作ったよ。


今年のクリスマスケーキは、リクエストの多い「チョコレートケーキ」です。














いかがですか? とても、初めて作ったとは思えないくらい、みなさん、きれいにおいしく出来上がりました。
食べるのがもったいないけど・・・・!! いただきます~
2022.12.15
クリスマスシーズンです!! 製菓製パン授業も Christmas Xmas X-mas
STOLLEN シュトーレン

ドイツ語で棒という意味。イーストを使ったパンに似た発酵生地に、レーズンやナッツ、スパイス、フルーツの砂糖漬けなどを混ぜ込んで焼いた素朴な味わいのドイツ菓子の代表的なもので、古くからクリスマス菓子として親しまれてきました。中央が盛り上がった独特な形は"乳飲み子のキリストを毛布にくるんだ姿"もしくは"キリストのゆりかご"と言われ、クリスマスにふさわしい、白く優しい仕上げとなっています。
日持ちがよいので、クリスマスの4週間前の日曜日から準備をはじめ作られるそうです。
今回のシュトーレンの材料は、
前生地(グラニュー糖、強力粉、インスタントドライイースト、牛乳)
本生地(強力粉、シナモン、ナツメグ、カルダモン、バター、グラニュー糖、卵黄、食塩)
漬け込みフルーツ(レーズン、カレンズ、オレンジピール、ドレンチェリー、レモンピール、くるみ、ラム酒、ブランデー、グランマニエ)
パートダマンド(アーモンドプードル、粉糖、卵白、バニラオイル)
仕上げ用(バター、バニラシュガー、粉糖)
で作りました。来週は、クリスマスケーキを作るので、お菓子の家の生地を仕込みました。


次回のクリスマスケーキも楽しみにしてね。
2022.12.15
Part4"世界栄養学界の先駆者 佐伯矩先生のこと" 雑誌『日本食生活』より
『マート・オブ・ジャパン』エドガー・ライタ著
自暴自棄的手段に、この国をかり立てるところのものは、移民を嫌う性質である。だから日本は、自分自身を救わなければならない。
佐伯博士は、・・・多数の人びとが自信を正しく養っていない。もし正しい栄養をとっていたら、もっともっと長生きし得たであろう・・・と考えた。そして生物学的、科学的立場から、栄養(素)の標準を作り出している。それによって日本は非常に利益を得ることであろう。

佐伯博士の意見では、日本人は十六銭で全栄養量を得ることが出来る。この金額は、ヨーロッパ人を驚かせたかもしれないが、この金額で物を買うということは、日本人にとっては精神的にも肉体的にも十分効果があるというのだ。
佐伯博士は、学説のいくつかを私に話した。たとえば日本人の平均栄養必要量を如何にして計算したか・・・。十六銭の献立をどういうふうにして作成したか・・・等・・・。彼の、最も重要な実験結果は、安静時の人間でも、エネルギーを要するということを、最初に発見したことであった。というのは、この学説は、既に世界中の科学的研究の基礎となったからである。

三年間かかって三千人の人びとにつき実験した。人間のエネルギーを計るための佐伯式装置の中にその人びとを閉じこめ、出来るだけ安静に、指一本でも動かさないような状態で、二十四時間ねかせて実験したのだ。
これによって正確なる、カロリーの必要量を算出し、その平均値をとることにより、必要なエネルギーの総計を計算することができ、それから、その実験は更に進み、その人びとについて動作について研究された。